ワンデュ・ポダンは首都ティンプーから東へ向かってバスで約3時間ほどの所にあります。2013年のツェチュは、太陽暦で9月13日から15日までの3日間行われました。

広場に踊りの会場と露店が並びます。露店では飲食店だけでなく雑貨屋、生地屋はじめ、輪投げ、ルーレットなどのギャンブルもあり、人々は夢中になっています。皆さん、とても楽しそうです。

その日は家族そろって、お弁当持参でかなり遠くからも歩いて会場に集まります。

ティンプーの中心部より車で北へ5分、タシチョ・ゾンと言う国王のオフィスがあります。そこはブータン仏教界の最高権威の総本山でもあり、とても荘厳なブータンの伝統的な建物です。

その北側の一角にツェチュ祭りの会場に使われる一種の野外ステージが作られています。そこでは、建物の中だけでなく周囲の官公庁街でも、正装であるカムニの着用と脱帽が義務付けられています。

ここに集まったすべての人が民族衣装を身に着けているということに、私はある種の感動を覚えました。