ちょっぴり幸せな時 022 - コウノトリの住む村 New Work
The Village of Storks - Turckheim, Alsace, France 2015 - series 'Tiny Happiness' 022
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2015年の初夏、東フランス、アルザスにコウノトリが沢山住んでいる村があるとお聞きしたので、ぜひ行ってみたいと思いました。そこは オー＝ラン県の県都 Colmar (コルマール) から列車で10分ほどの Turckheim (テュルクアイム) という小さな村です。
駅に着くと、なんとその駅舎の屋根にコウノトリがいるではありませんか！ 線路に沿って水の澄んだ小さな川が流れています。橋を渡ると、すぐに村の入り口。駅前には小さなホテルとレストラン、お土産屋さん、その奥に教会、あとはやっと車が一台通れる程度の細い道と民家だけ。
とりあえず丘の一番上へ。路地を通り抜けて、ブドウ畑の丘を登りました。丘の上で一休みしていると、大きな白い鳥があちこちで飛んでいるのが見えました。鳥たちは空高く飛んでいましたが、確かにコウノトリでした。帰路、民家の屋根すれすれにコウノトリが飛んできました。大慌てでシャッターを切りました。こんなに近くで出会えるなんて！ 嬉しい一瞬でした。
ここには人とコウノトリが共存できる環境が揃っていました。豊かな自然と美味しい空気、綺麗な水、そしてそれらを守り続けようとする人々。共存のためには、人々の思いと努力が必要なのだと思いました。
(撮影：2015年6月)
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