ちょっぴり幸せな時 012-2 - ツェチュ祭り:ブータン 2013
Tshechu; Bhutan 2013 - series 'Tiny Happiness' 012-2 New Work
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ツェチュと言うのはヒマラヤ地方に仏教を伝えた高僧の布教活動を再現するための法要のことだそうですが、太陰暦の「月の10日」に行われるそうです。ブータンの人々の生活や考え方はこの祭りに集約されているように思われます。
その法要は地域により2~5日間にわたって行われ、「チャム」という仮面舞踏が僧侶によって演じられます。チャムは悪霊のパワーを封じるための儀式であると共に、一種の教訓劇の意味があります。これを見るだけで高徳を積むことができるという、ありがたいものだそうです。
仏法の守護者であるギンが太鼓を打ち鳴らしながら、バチで観客の頭を叩いて幸運を授けます。子供たちは怖がっています。チャムの間には地元の人々の踊りや道化の演技なども披露されます。
ツェチュは特別な祭りの日なので、着道楽のブータン人は最高のお洒落をします。女性たちが身に着けている香港から輸入した金糸銀糸の上着(テュゴ)や絹の着物(キラ)はとても高価なものだそうです。またサンゴ、トルコ石、銀などのアクセサリーも身に着けています。
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