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2017年6月6日掲載

中野りりあ   Lilia Nakano 世界の人々・自然
People in the World, Nature
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 ちょっぴり幸せな時 026 - 南の島 2017 (喜界島, 奄美大島, 与論島)  New Work
 Southern Islands of Japan, 2017 (Kikaijima, Amami Oshima and Yoronjima)
  - series 'Tiny Happiness' 026



急に喜界島へ行きたくなりました。余りにも神秘的で美しい島だったという学生時代の印象が突然甦ったからです。当時は鹿児島から船で一晩かかり奄美大島へ。空には満天の星、そしてトビウオが船に沿って煌めきながら飛ぶ姿に大きく感動したのでした。が、今回は羽田からひとっ跳び。奄美大島経由でわずか4時間。夕方には喜界島に到着でした。



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01-12  喜界島  Kikaijima
ここは奄美大島のすぐ東側にある周囲48.6kmの小さな島です。島の大半は隆起珊瑚礁でできているので、山はありません。ここにはハブもいません。現在の人口は7,300人前後です。琉球王国、薩摩藩などに支配されていましたが、第二次世界大戦以後は8年間米軍の統治下にありました。

この島には「天女の羽衣」ヤ「ウラトミ・ムチャカナ母子伝説」などの民話が沢山残されています。保元の乱で敗れて島流しになった僧、俊寛の墓もあります。

自然は豊かで、樹齢100年を超えるというガジュマルの巨木[2,3]、ソテツ、バナナ、パパイヤ、ミカンなどなど亜熱帯の植生に恵まれています。オオゴマダラ蝶の保護施設も見学しましたが、まだ蛹でした。

でも残念ながら当日は時々雨がぱらつく寒い日で、風が強く、立っているのもままならない天気でした。翌日も[5-12] 同じような日だった為、南国の島を楽しむゆとりはありませんでした~ 残念!

その昔、バナナの木の生い茂っていた船着き場は、今ではすべてコンクリートの塊と化していました。石垣の続く細い路地はわずかに残っていましたが!


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13-31  奄美大島  Amami Oshima
翌日のお昼頃、奄美大島へ。海に面したレストランでランチ。相変わらずの強風でしたが、日差しが戻り、海の青さが甦ってきました。ガジュマルの木に下げられたブランコで子供たちが遊んでいました。その後「金作原原生林」を見学[16]。なんと憧れの「ルリカケス」に出会いました。でも写真は失敗!

翌朝、ホテルの側の海岸を散歩[17-21]。大島紬村[22-25]ではすべて手作りの織物に感動! 気の遠くなるような作業でした。あやまる岬[26-28]からの海の色はエメラルドグリーンと深い藍。ただこの島にはハブがいます。捕獲して支庁に持って行くと3000円になるそうです。奄美パークには「田中一村記念美術館」があります。アダンの実[19,43]を見るたびに一村の画とその一生を思いました。


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32-53  与論島  Yoronjima
今回の旅のもう一つの目的は与論島の「百合が浜」です。大金久海岸の沖合に干潮時だけ顔を出す白い砂浜。天気と時間が合えば出会うことができるのです♪ 「どうぞ晴れますように」と祈っていました。

グラスボートに乗って15分。見えてきました~~真っ青の海の向こうに真っ白な砂浜が![32-39] なんて運が良いのでしょうか! わずか15分の滞在ではありましたが、このワクワク感。欲を言えば、あと15分で良いからもう少しここに居たかったな~~。アッと言う間に潮が満ちてきました。星の砂を探すゆとりはありませんでした。澄んだ海に白い砂、青空に雲、最高のひと時でした。グラスボートの若い船長さんが[39]ウミガメを見つけてくれました[38]。こんな大きなカメに出会うのは珍しいことだそうです。

夕食はキプロス風のレストラン[40-44]、猫ちゃんとも出会ってその日は暮れていきました。

翌日は赤崎鍾乳洞[45]、与論城跡[46-48]、与論民俗村[49-53]とまわりました。国際交流の生徒たちがサトウキビから汁を絞る体験学習をしていました。

与論は鹿児島県最南端、周囲23kmの小島ですが、沖縄までは南へ25kmということで、半分は沖縄の文化という感じでした。ここも珊瑚礁からなる低平な島です。ハブはいません。人口は約5400人。のんびりと静かで、そしてまだまだ自然がたっぷりの、美しい南の島でした。


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