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2017年10月5日掲載

中野りりあ   Lilia Nakano 世界の人々・自然
People in the World, Nature
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 ちょっぴり幸せな時 029 - モロッコ 2005 その2  New Work
 Morocco 2005 No.2 - series 'Tiny Happiness' 029



今回はモロッコその2、砂漠編です。



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01-27 メルズーガ大砂丘   Merzouga Desert
フェズから湖や町、2000m級の峠を2つ超えてエルフードに到着しました。ここで一泊。朝3時45分起床。真っ暗な中を4WDにて約一時間、砂漠の入り口=メルズーガに到着。今回の旅の一番の目玉:メルズーガ大砂丘 [05-19] の入り口です。ラクダと共に夜明け前の砂漠を30分歩き、日の出を見に砂丘の頂上に。6時50分、砂漠の地平線から太陽が昇ってきました。広大な砂漠は突然目覚め、光と影のうねりが見えてきました。ヒンヤリした砂の感触は日の出とともに暖かくサラサラしたものに変わりました。朝の砂漠はひと肌にも似て、優しいカーブが印象的でした。遠方にラクダ隊の一行が。このような光景は大昔から何一つ変わらず、そしてこれからも永久に続くのでしょうか? 気が遠くなるような悠久の時。そして見渡す限りの砂と岩と枯草だけの世界。

砂漠からの帰り道、ベルベル人のテントの中でミントティーをいただき [15-18]、ホテルへ。そのあと朝食。いくつかの渓谷を通過し、トドラ渓谷 [23-25] にて昼食、カスバ街道を経て、ワルザザードへ。砂漠の感動を胸に、長い一日でした。


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23-43 アイット・ベン・ハドウ   Ait-Ben-Haddou   (世界遺産)
翌日は世界遺産のカスバ(城塞に囲まれた居住区)=アイット・ベン・ハドウ [28-36] へ。7世紀にアラブ人の征服から逃れたベルベル人が建築したものです。

城塞の中にはモスクや民家などがあります。赤色の日干し煉瓦でできた家々の壁は厚く、気温40度の時でも中は涼しく保てる構造となっています。敵の侵入に備えて入り口は一つしかありません。道も細く入り組んで迷路のように作られています。塔の壁には銃眼があります。頂上付近に食物貯蔵庫があり、籠城の備えもあります。今では建物はかなり崩れていますが、昔の繁栄は想像できます。未だに数家族が住んでいます。またここは「アラビアのロレンス」など、多くの映画のロケ地として使われました。

このあとマラケシュに向かいます。途中の土産物屋 [38-40] にはアンモナイトや三葉虫の化石、砂漠のバラなど珍しい石が売られていました。車窓から見えた集落には可愛い窓 [42-43] がありました。


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