小さな宝石箱 017 - 雪の横浜三溪園 2018 New Work
Yokohama Sankeien Garden with snow, 2018 - series 'a Tiny Jewel Box' 017
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2018年1月23日、未明から珍しく雪。朝起きると綺麗に晴れて、積もった雪がキラキラと輝いていました。大急ぎで三溪園に向かいました。大好きな三溪園の雪景色を撮りたいと思いました。
到着した時には雪はまだ7cmぐらい積もっていましたが、1時間もすると半分以下になってしまいました。それでも粘って庭園内をぐるり一周して撮影を続けましたが、お昼ごろにはほとんど解けてしまいました。とは言え久しぶりの雪の三溪園はとても素敵でした。
この日のコースは、正門~池周辺~鶴翔閣、内苑に入り ご門~臨春閣~天授院、外苑に出て 梅園~旧東慶寺仏殿~旧燈明寺本堂とまわりました。旧燈明寺三重塔など、丘の上にはいくことができませんでした。
私の子供の頃、三溪園は海に面していたので、毎年潮干狩りに行っていました。ところが1963年(昭和28年)に埋め立てが始まり、今では工場が立ち並んでいます。あの遠浅の美しい海の面影は全くありません。それでも園内には梅、桜、花菖蒲,蛍、蓮、菊、紅葉など四季折々の風情があり、いつ行っても美しい日本庭園なのです。
三溪園について
三溪園は生糸貿易で財を成した原三溪によって作られた広大で美しい日本庭園です。1906年(明治39年)原三溪によって公開されました。園内には京都や鎌倉から移築された歴史的に価値のある建造物が配置されています。現在、重要文化財が10棟、横浜市指定有形文化財が3棟あります。
三溪は前田青邨、横山大観、下村観山など新進芸術家の育成に力を入れ、支援の場を提供し続けました。戦災で大きな被害をうけたあと、1953年(昭和28年)原家から横浜市に譲渡、寄贈され、復旧工事されて現在に至っています。
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