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2019年3月5日掲載

中野りりあ 　 Lilia Nakano 世界の人々・自然
People in the World, Nature		 作品一覧
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　ちょっぴり幸せな時 035 - イスラエル 2018 エルサレム 　 New Work
　Israel 2018; Jerusalem - series 'Tiny Happiness' 035

エルサレム (イスラエル国) にやってきました。エルサレムは3つの宗教、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の生まれた地、今でもそれらの宗教の中心地です。8つの門に囲まれた城壁の中は世界遺産。その城壁の中も4地区に分けられ、それぞれの宗教の人々が共存しています。預言者によって異なった宗教となりました。

 ユダヤ教：「エルサレム」の語源は、アブラハムが息子イサクを神に捧げようとしたサラム (土地の名) ＝「神が準備したサラム」という意味です。紀元前965年頃ソロモン王がそこにユダヤ教の神殿を作りました。

 キリスト教：紀元前1世紀、イエスがベツレヘムに生まれ、エルサレムで十字架にかかった後にキリスト教が誕生。

 イスラム教：570年、メッカのムハンマドという男に天使が現れ、「神の使徒」とするというお告げがあったことでイスラム教が誕生。

 その後1099年、十字軍がエルサレムを占領。1187年にはイスラムが取り返してから700年間安定。16世紀にはオスマン帝国＝イスラム王朝がパレスチナ一帯を支配していましたが、19世紀になると力が弱まり、ユダヤ人たちも徐々にエルサレムに戻ってきました。

 第1次世界大戦、第2次世界大戦を経て、パレスチナをユダヤ人とアラブ人で分割することになりましたが、その時70万人のアラブ人が家を失いました。それでアラブ・パレスチナの人々の不満が爆発。中東戦争が起きました。今でもまだ戦争が続いているのです。

 エルサレムは3つの宗教が入り混じり、歴史の重みのある場所が集中していました。頭の中が混乱してしまいました。しかも今まだ戦争が続いているなんて、平和そのものの日本では考えられないことです。

 遠く地球の裏側に住む私たちにも戦争終結の為に何かできることがあるのでしょうか？　平和への道はないのでしょうか？
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各作品の著作権はすべて撮影者に帰属します。
二次使用は固くお断りいたします。


01 01-10: 初日の夕方に自由時間があったので、一番近い新門まで散歩しました。
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06 あれ、招き猫？
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14-21 　岩のドーム 　 Dome of the Rock
翌朝は「岩のドーム」(イスラム教地区) に。イスラム教の開祖ムハンマドがここから天馬に乗り昇天したという伝説があります。638年に作られたドームの丸屋根は市内のどこからでも金色に輝いて見えます。
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22-30 　嘆きの壁 　 Wailing Wall
ユダヤ教地区。ここにはユダヤ教の神殿がありましたが、紀元前70年にローマ軍により破壊され、西側の壁だけが残りました。ユダヤ人はエルサレムから追い出され、それから1967年までの長い間、国を失った民となりました。「嘆きの壁」は向かって左が男性用、右が女性用に分かれています。
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31-53 　ヴィア・ドロローサ 　 Via Dolorosa
キリスト教地区。イエス・キリストが有罪とされてから、十字架を背負い、死刑執行場所のゴルゴダの丘へと歩いた全長約1kmを「悲しみの道」、ラテン語で Via Dolorosa と言います。第1～第14ステーションに分けられています。
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　40 40-42: カフェで休憩。
　41 ザクロのジュースはとても甘味でした。
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　44 細い坂道の両側には土産店がぎっしりでした。
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　47 第3ステーション。イエスが十字架の重みに倒れた場所。
　48 第8ステーション。イエスが泣く娘たちを慰めた場所です。
　49 49-53: 聖墳墓教会。第10-14ステーションがあります。
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56-61 　シオンの丘 　 Mount Zion
キリスト教地区。城壁の南側にあります。最後の晩餐の部屋や鶏鳴教会などを見学しました。
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62-68 　オリーブ山 　 Mount of Olives
キリスト教地区。城壁の東側で、涙の教会やゲッセマネの園があります。
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　64 64-65: 涙の教会。
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69-71 　ヘブライ大学医療センター 　 Hebrew University of Jerusalem
キリスト教地区。城壁の北東にあり、内部のユダヤ教会堂には、ユダヤ系のシャガールが平和への強い思いを込めて描いた「イスラエル12部族のステンドグラス」があります。
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72-79 　ベツレヘム 　 Bethlehem
パレスチナ地区に位置する為、パスポート検査がありました。イエスが生まれた場所とされる「生誕教会」は長蛇の列。
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