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2019年12月7日掲載

中野りりあ   Lilia Nakano 世界の人々・自然
People in the World, Nature
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 ちょっぴり幸せな時 037 - スペイン 2012 その2, コルドバ   New Work
 Spain 2012 No.2, Cordoba - series 'Tiny Happiness' 037



マドリッドから列車で南に約1時間40分。コルドバにやってきました。

ここはローマ時代にはローマ文化の中心地として栄えました。また711年にはイスラム教徒により占領され、首都として栄えました。756年からはウマイヤ朝が繁栄。人口は50万人、300ものモスクが建てられていました。そこにはアラビア語による古代ギリシャやローマの研究の為に多くの学者や人々が集まりました。1236年、キリスト教徒がここを奪回しましたが、イスラム文化は根強く残りました。


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01-10  メスキータ   Mezquita
この町の中心はメスキータです。785年、後ウマイヤ朝により、新都市にふさわしいモスクを造ろうということで2万5千人を収容できる大モスクが完成しました。

内部は円柱の森と呼ばれ、当初は1,000本の柱がありましたが、現存するのは850本。モスク内は明るいものなのですが、カトリック教徒により5つの門を残してすべての入り口を塞がれてしまったため、今はとても暗くなっています。またあちこち改造されており、昔のままの姿はわかりません。それにしてもこんなに大きなモスクをよくぞ造ったものです。庭には一面にオレンジの木が植えられています。

[01-03] はメスキータの裏側の道にて。[04] は尖塔、[08] はミフラーブ=メッカの方角を示す聖龕(せいがん)です。


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11-23  街なか   Downtown
メスキータから街を北に向かって歩いて行くと音楽学校やレストラン街のある小さな広場があり、さらに進むとキリスト広場 [20-21] に行きつきます。


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24-38  グアダルキビール川   Guadalquivir
メスキータの南にはかなり大きな川が流れており、向こう岸のカラオーラの塔までローマ橋がかかっています。夕暮れ時には人々が集い賑やかです。ハリネズミのお散歩やら、恋人たち、修学旅行生など、様々な人たちに出合いました。

ローマ橋の直ぐそばに、小さなフラメンコ劇場 [37-38] がありました。一番前で見ることができ、ラッキーでした。独特のリズムとギターの音に酔いしれた一夜でした。


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39-43  アルカサル   Alcazar
翌日アルカサルという宮殿を見学。14世紀、イスラム王の宮殿跡に造られたキリスト教徒の王族の住まいです。コロンブスが資金集めの為に国王に謁見した場所だそうです。アラブ式庭園の噴水やレモンの木がキラキラと輝いていました。


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44-64  ユダヤ人街   Jewish quarter
メスキータ北側周辺はユダヤ人街。カリフ帝国に優遇されていたユダヤ人は1492年の追放令と共にこの町から姿を消しました。迷路のように細い道が入り組み、白壁に鉢植えの小花が沢山飾られています。暑い夏を快適に過ごすためのパティオも作られています。有名なのは「花の小道」。今は3月なので街の人たちは花の植え付けに精出していました。

最後の写真 [64] はお土産屋さんの母娘。明日旅立つと言うと「アディオス」と言って手を振ってくれました。


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