ちょっぴり幸せな時 037 - スペイン 2012 その7, フリヒリアナ New Work
Spain 2012 No.7, Frigiliana - series 'Tiny Happiness' 037
|
ネルハから山道をバスで20分、フリヒリアナにやってきました。かつて「スペインで最も美しい村」に選ばれたことがあると聞いていたので、期待に胸が膨らみます。
ここは、紀元前7世紀にはフェニキア人が、紀元前200年ごろにはローマ人が、その後はムーア人が住んでいました。その後やってきたキリスト教徒により迫害されたムーア人は、1569年グラナダで反乱をおこし、その戦いはフリヒアナまで及びました。その時、多くのムーア人女性が、キリスト教徒に囚われるより死を選んで、崖の上から身を投げたということです。
8月末にある「3 Culture Festival」というお祭りでは、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の3つの宗教徒がこの村に集い、互いに尊重し合い、共存しているということを祝うのだそうです。
この村には特に目立った建物などはありませんが、その佇まいはしっとりと美しく、まるで絵画の中に足を踏み入れたようでした。石畳の細い道がくねくねと丘の上に向かって続いていきます。 小さな階段や坂道が右や左に分かれていきます。地図も持たずにブラブラと歩いたので、どこをどのように歩いたかは定かではありません。どちらを向いてもカメラに収めたくなるような、美しい白の世界でした。
|
|
|
|
各画像をクリックすると拡大表示されます。Click to enlarge.
各作品の著作権はすべて撮影者に帰属します。
二次使用は固くお断りいたします。
|
|